今の相場状況について

こんにちは。


世界情勢が大変なことになっていますね…
地理的に日本も他人事ではないので、注目していきたいと思っています。
戦争と相場の関係ですが、正直全く読めません。
ですので、長期的観点で少しだけ予想しようと思っています。


Twitter等で見かける意見が、景気の後退(リセッション)→金融引き締めの後退です。


私の意見は、むしろ逆の可能性があると考えています。
それは、戦争によるエネルギー価格等の上昇→インフレ→追加利上げ
というものです。


まず、根拠として、不景気が金融政策の引き金になることはあまりありません。
金融政策を決めるのは、FRBやECBですが、両社とも政策を決めるうえで、参考にする指標は、「雇用」と「物価」です。
(実際に、雇用と物価の安定が目的であることは公表されています)


不景気の際に金融緩和となるのは、物価がデフレを示してたり、雇用状況が悪いことも同時に起こるからです。


では、今回はどうでしょうか。
もちろん、第3次世界大戦と呼ばれるような大規模な戦争になるかもしれませんが、そんなことは現在想像もしたくありません。


このまま、話し合いでまとまってくれるのを願っていますが、この戦争で、欧米が雇用の急激悪化、インフレの急低下を考えられますか…?


あまり考えられないと思います…
エネルギー価格も落ち着いてはくると思いますが、ロシアと各国の関係の修復に時間がかかることも考えられ、元の価格に戻るまで時間がかかる可能性があります。


そうなると、利上げのペースが上がるかもしれません。
(FRB関係者は、戦争前から利上げに積極的な姿勢です。)


そして、金融正常化のためには、異次元緩和後、利上げすることがセオリーです。


ただ、どんな時も「下がったら買う」だけです。



次回は2月の評価額を振り返ろうと思います。
(規制上、ショートポジションをもてないので、かなり厳しいですが…笑)

なぜ高値の仮想通貨を買う選択をしたのか

こんにちは


では、前回の続きである、仮想通貨の選択理由についてです。



①ある程度地面が固まったという自身の見解
②法人がまだあまり参入できていない



では①から詳しく述べていきます。
抽象的な言い方になってしまいましたが、一言でいえば「仮想通貨が投資商品として法人に受け入れられてきている」ということです。


最近では、マイクロストラテジーのナスダック上場やネクソンのビットコイン購入、さかのぼれば、国内では2017年から三菱UFJ、トヨタ自動車(いずれも子会社)などが「イーサリアム連合」に入っております。


他にも、2021年のビザの年間決済量をイーサリアムが上回ったことが話題になりました。
( イーサリアム$11.6T Visa $10.4T)


さらに、仮想通貨だけでなく、ブロックチェーン技術を使用したSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)の開発を金融各社は競争しています。


このようなことからも確実に法人は仮想通貨を無視できなくなってきています。
よって、仮想通貨の価値や需要が、今後さらに高まっていくと感じています。



続いて②ですが、
現在、多くの法人投資家が仮想通貨のポジションをもっていません。(株式対比)


資金の流れを調べる際に、ごく一部の大口を除いた個人投資家の声や様子など確認しません。見るのは大口投資家を意味するクジラと呼ばれる存在の動向です。
そのクジラが株式に比べ圧倒的に少ないのです。
これは長期目線で非常にチャンスだととらえています。


基本的に、
上昇相場:個人(損切り)→法人等の大口投資家(買い)
下落相場:法人等の大口投資家(利益確定)→個人(買い)
へと投資商品が流れていきます。
(※だから個人投資家は負ける確率が8~9割なのです)


株などはこれが当てはまりますが、法人投資家の少ない仮想通貨はどうなるかというと
少数の個人(利益確定)→一部の個人&少数の法人等大口投資家(現在)
へとなっており、将来は
多数の法人等大口投資家→多数の個人
へと仮想通貨が流れていくことが伺えますので、株式より高値でも問題ないと考えています。


株式、債券、仮想通貨関わらず、既にどのくらい買われていて、それに比べ将来の資金流入がどのくらいあるかを推測してみてください。


例えば、2012年以降、異次元緩和+コロナ財政に加え、個人投資家よりも早い法人投資家の参入、債券の利率低下に苦しむ金融機関投資家のポートフォリオの変更(債券→株式へ)など、多数の資金流入要因が重なった結果が、現在の高値です。
既に溜まっているこれらは、今後流出につながります。


そして、今後の資金流入のシナリオはいかがでしょうか。
一番考えられるのは、この上昇相場を見た個人投資家の参入、日銀やGPIFの継続買いでしょうか。


未来の予測なのでわかりませんが、私の考えでは、資金の流れの面から見て分が悪い(リスクが高い)と感じています。


これが、私が株よりも仮想通貨の保有比率が高い主な原因です。
(他にも職業柄株式投資には売買制限の社内ルールがあることが挙げられます。)


なので、株式や投信の商品性に悪いイメージは全くないです。
即ち下落相場が来たら(法人等の大口投資家→個人への流れ)、買っていこうと考えています。


最後に、この資金の流れは非常に重要です!!


私が新卒の時は、指数の一覧(株指数、債券、為替等50種ほどの値動き)を毎朝確認し、どこから資金が抜けたか、どこへ向かったかを感覚で掴んでおりました。


上昇も下落も、すべてこの資金の動きによるものです。


経済ニュースで、株が上がった下がったとチェックするだけでなく、株が上がった資金はどこから来たのだろう、あるいはその逆まで考えるよう意識すると良いかと思います。



では、これからも一緒に日々勉強していきましょう。

現状の投資先(投資歴1年未満の元証券勤務トレーダー)

今回は、私の現状の投資先と比率について言及していこうと思います。
ただ、今回は私の勤務先(金融機関)かつ職業がトレーダーだったということもあり、社内ルールに影響された部分が多くを占めています。


※2022/2/14時点


1.仮想通貨(約31%)


2.外国株式(約10%)


3.現金(約59%、証券口座等の余力金含む)



以上です。


私は現在20代という年齢を考慮すると、本来100%近く金融資産でも問題ないと考えています。
しかし、過去の2記事でも述べているように、今は勝負の時ではないと感じています。
これからの相場次第ですが、最終的に約80%ほどを金融資産にするつもりです


さて、私の現状の内訳ですが、私は決して、海外株式や日本株をダメだとは思いません。
以前は、社内において情報がかなり入ってきやすい業務だったので、社内で売買ルールがありました。その影響もあります。


1番の懸念点は、やはり高値にあることです。正直に言います。利益を考えるならば、高値で買って金持ちになった人を私はあまり知りません。つまり、非常にリスクが高く、難しいのです。(現状「含み益」で評価額が増えている方はそこそこいるかと思いますが…)
(レバレッジを使った短期トレードを除きます。)


長期投資で有名なのは、ウォーレンバフェットですが、彼の戦略も「よい銘柄」を「高くない時に買う」のです。
私たちにとって「良い銘柄」を見つけるのはとても難しいですが、高値の銘柄はすぐにわかります。高値の銘柄はそれだけ魅力があるという証明ですが、既に多くの投資家が仕込んだ後だというリスクをとってまで、投資すべきかは慎重に考えるべきかと思います。


では、安い銘柄を買えば良いじゃないと考える方もいます。しかし、普通とても売り上げが良い店に売れない商品があったら、正直買いますか?要するに、上昇相場で買われない銘柄には銘柄個別の深刻な理由があるのです。


ただ、低金利時に将来金利が上がると見越して、安い金融株を買うのは良いかとは思います。(銘柄個別の理由ではなく、金利が上がるという想定シナリオを考えたうえでの投資行動なので)


以上が、私が株式に現状ほとんど資金を投入していない理由になります。


でも、仮想通貨は株式より上昇率が高い、つまり高値にあるのになぜ投資先に選んでいるか…?


次回は、この点から書いていきます。
※仮想通貨銘柄の詳細ではなく、株と比較したマクロ的な視点で書くつもりです。
(仮想通貨は投資初心者にはあまりおすすめしません。)